
禁断ハーレム〜beastな関係
第3章 新たな生活
奈々side〜
翔君としたキスは今でも覚えてる
初めて手を繋いで帰ったあの日の放課後
制服姿の男女
赤い夕陽に照らされた私と翔君
長い影を作り触れるか触れないかでしたキスは幼いキスだった
誰もいない公園に二人きり
翔君の制服をキュッと掴むと頬を優しく包んでくれた
震える唇に、翔君も緊張してるのかなとか考えた
『まだ、返したくねぇ.......』
切なく呟いた翔君の言葉に『私も...........』
帰りたくないと呟くと嬉しそうに笑った翔君
『このまま俺ん家に連れ帰りたい』
と、何度も言われた
嬉しくて幸せだった記憶
次の日、他の女の子とキスする翔君を見るまでは.............
