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闇の王と光の騎士

第16章 闇の王の粛清

「あとのことは俺に任せて安らかに逝け……」

床を這いずるももはにみぃみぃが刀を振り上げる。

「ももは将軍ッ!!」

らふぃんは叫んだ。

「ふんっ!!」

「なにっ!?」

みぃみぃが振り落とした刀をももはは左腕で受け止めた。

ざっくりと腕の半分ほど刀がめり込んでいる。

「死ぬのは貴様だッ!!」

ももはは右手一本で巨大斧を振り上げた。

「がぁああああ!!」

斧はみぃみぃの腹を抉っていた。

「ば、かなっ……俺が……負けるなんて……」

ももはの執念がみぃみぃの才能を打ち破った。

「み、みぃみぃ!!」

賊連合の子分達は力尽きたみぃみぃに駆け寄る。

「悪りぃ……負けちまった……」

「分かったからもうしゃべるな!!」

「これを……」

みぃみぃは震える手でゆきめから預かったダイナゴンを子分に渡す。

「あと、まあやに……伝えてくれ……婚約……解消するってな……」

みぃみぃは最期に力なく笑った。

「み、みぃみぃぃいいい!!」


----生存者 残4名


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