闇の王と光の騎士
第16章 闇の王の粛清
試合開始のゴングと共にともこの檻は解錠される。
しかし当然ながら二人はともこに見向きもせず睨みあっていた。
観客は指名手配だった悪魔の少女の血祭りを楽しみにしていたから当然ブーイングが巻き起こる。
闘技ステージに、まだシャルルの姿はない。
「いや……来ないでっ……」
逃げ場所のない闘技ステージの上、ともこは檻の中で震えていた。
シャルルを誘き寄せる作戦ということはともこもわかっていた。
自分が頑張らなきゃと思う反面、異様なオーラを纏う用心棒と筋肉の塊のような大男を前に成す術はなかった。
「ごめんね……君たちに恨みはないけれど……」
遥風は業火の構えを見せる。
業火は相手を殺すまで燃やし尽くす。
その術を構えた彼の覚悟というものがわかる。
しかし当然ながら二人はともこに見向きもせず睨みあっていた。
観客は指名手配だった悪魔の少女の血祭りを楽しみにしていたから当然ブーイングが巻き起こる。
闘技ステージに、まだシャルルの姿はない。
「いや……来ないでっ……」
逃げ場所のない闘技ステージの上、ともこは檻の中で震えていた。
シャルルを誘き寄せる作戦ということはともこもわかっていた。
自分が頑張らなきゃと思う反面、異様なオーラを纏う用心棒と筋肉の塊のような大男を前に成す術はなかった。
「ごめんね……君たちに恨みはないけれど……」
遥風は業火の構えを見せる。
業火は相手を殺すまで燃やし尽くす。
その術を構えた彼の覚悟というものがわかる。
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