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「俊くん…ゴメンね。あたし、彼氏いたことないからそう言うのよく分かんなくて。

剣道の大会、日本一になったのも何かピンとこないっていうか…。

でも、凄いって思ってるよ。こんなに強いって思わなかった。」


「本当に思ってる？」


「思ってるよ〜。日本一おめでとう‼︎
あたしも、会えなくて淋しかったよ。」


「みみこ…。」


背の高い俊くんが、腰を屈めてキスしてくる…。

このキスを待つ瞬間が好きだったりする。

あたしは、俊くんの首に手を回しながら精一杯背伸びしてそれに応えた。