
とあるホストの裏事情・完
第33章 将悟の憂鬱
えっ、とー……69?
いやいや、なんかいや!
おっ、オナニー見せ合い……とか…っ!?
それだけはほんとにいやだ!!
「一緒にって…なに?」
「兜合わせ。そういやしたことなかったな」
「か、ぶと…」
微笑みながら言われるけど、聞いたことないフレーズに戸惑いが隠せない。
すると、将悟がおもむろにモノを出した。
「研斗のと俺の合わせんの。こーして」
「へっ……っんあ!あっ、あぁっ」
「はぁっ…」
なんだ、これ……
将悟のモノと俺のモノが、将悟の手の中にある。
そのまま上下に手を動かされると
身体中に電流が走ったような感覚。
要するに、すっごい気持ちいい…っ
「あー…ん、や、っく…」
「かわいい、その顔エロいよ」
「ひぅ、あっ…だ、ぁめ…っきもち…」
前髪をかきあげられ、額にキスをされる。
将悟はこの行為をよくしてくれる。
俺としても、いい気持ちになってしまう。
くちゅっくちゅ、にちにち…
擦り合わせているところからいやらしい水音がしている。
思わず耳を塞ぎたくなるくらいだけど、それがまた俺を興奮させる。
「んっんっ……しょ、ご、キスっして…」
「ん、俺もしたいと思ってたー…」
「んんぅっ、ふあぁ…っ、んっ」
すぐに舌と舌を絡める。
ぴちゃぴちゃという濡れた音が鼓膜に響く。
普段キスだけでも十分気持ちよくなっちゃうのに
こんな行為もされてたら……
気持ちよすぎて、涙が出た。
興奮と射精感は最高潮に達していた。
