
とあるホストの裏事情・完
第26章 トラウマ
俺が、周囲の男に慣れたところで仕事が再開した。
建志とか拓麻とか、誠也さんや他の先輩。
もちろんオーナーも、俺が復帰することを喜び、そして心配してくれていた。
俺は、忘れかけてた将悟以外の居場所が、また戻ってきた気がして泣きそうになった。
「あーやっぱ。こいつは食われる顔してるもんなー」
「かわいそうに、なぁ? まぁでも将悟とイチャイチャできたんやろ?それに越したことはないわ~」
「はぁ…ごめんな研斗… こいつがちゃんとお前を見とかなかったから…
恨んでいいんだぞ?」
「うるせー。お前が言うな」
「はー?なんで俺が研斗のこと心配しちゃいけねーんだよ」
「そーじゃねーよ。お前こそ女見てなかったから横取りされたんだろって話」
「そーれは今関係ねーだろバカ!!」
みんなが笑う。
俺はこの瞬間が好きかもしれない。
「はーい。オープン5分前でーす」
外がネオンの光に包まれ、独特の空気を放つ。
今日も、夜の仕事が始まる。
建志とか拓麻とか、誠也さんや他の先輩。
もちろんオーナーも、俺が復帰することを喜び、そして心配してくれていた。
俺は、忘れかけてた将悟以外の居場所が、また戻ってきた気がして泣きそうになった。
「あーやっぱ。こいつは食われる顔してるもんなー」
「かわいそうに、なぁ? まぁでも将悟とイチャイチャできたんやろ?それに越したことはないわ~」
「はぁ…ごめんな研斗… こいつがちゃんとお前を見とかなかったから…
恨んでいいんだぞ?」
「うるせー。お前が言うな」
「はー?なんで俺が研斗のこと心配しちゃいけねーんだよ」
「そーじゃねーよ。お前こそ女見てなかったから横取りされたんだろって話」
「そーれは今関係ねーだろバカ!!」
みんなが笑う。
俺はこの瞬間が好きかもしれない。
「はーい。オープン5分前でーす」
外がネオンの光に包まれ、独特の空気を放つ。
今日も、夜の仕事が始まる。
