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BL~中編・長編集2~

第6章 ~大切な場所~

どんなに懸命に走っても、二人には追いつけない。

『お前には、帰るべき場所があるだろ?』

『あなたを必要としてくれている人が、あなたを待ってるわよ。』

僕を必要としてくれている人?

『ほら・・・お迎えが来た。』

「!? 待っ・・・・」

二人の姿が消えていく。

眩しいくらいの光に包まれる中、僕を呼ぶ声が聞こえた。

「鏡夜・・・戻って来い。」

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「・・・・」

ここは・・・

「ん・・・・」

「!!」

目が覚めると、とても懐かしい部屋の風景が、視界に映りました。

「留架様・・?」

ここは・・・留架様のお部屋だ。 どうして、僕はここに?

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