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「再会」と呼べる「出会い」

第19章 廃墟と花嫁

「ミカちゃんはどんな人が
 タイプなの?」

「私はねー…」


私が答えたのは、
その時大好きだった
ヴィジュアル系バンドの
ギタリスト。
中性的なのに
演奏の時は荒々しくて
…あれ
少し次朗君に似てたかな?


「ごめん
 私そういうの疎くて…
 どんな人?」

「この人!」

私は携帯の写メを
エミちゃんに見せた。

「ほんとだ
 香田君とは正反対ね」

「でしょー」

二人を比べようとすると
あまりの違いに
なんだか可笑しくなって、
私達はゲラゲラ笑った。


「何々?
 二人で
 何話してたのー?」

「楽しそうだね」

お花への水やりを終え、
ヤマちゃんと
ミッチが戻ってきた。

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