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「再会」と呼べる「出会い」

第18章 冷 え

登校してすぐ、
私は次朗君を探した。


「おはよ ミカ先輩!」

二年生の教室を覗くと
神鳥さんが
すぐに気付いてくれた。


「あの…
 今日次朗君は?」

「まだ来てないよ」

「そう…」


来てないんだ…。



「…聞きに行く?
 良かったら一緒に」



私と神鳥さんは
調理準備室に向かった。

隠土先生に会えば
何か分かるかもしれない。


「ちょっと待ってな」

奥から声がした。
隠土先生はいるらしい。



ガ  ラ



「おー
 おはよ」


戸を開けたのは
リョウ君だった。


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