テキストサイズ

「再会」と呼べる「出会い」

第14章 最強の彼女

次朗君はゆっくり立ち上がり、
こちらに振り返る。








凍りついた表情の、
瞳は紫色に輝いていた。



「何があった?
 物凄い殺気を感じたんだが…」

「大丈夫 一応 生きてるから」

次朗君はそう呟くと目を閉じた。



「…一応って お前

 佐伯 大丈夫か?」

「…はい」

「そうか」

隠土先生はそう言って、
力無く微笑むと
私のすぐ隣に倒れる男子を見た。


「…はぁ
 これが加減したって言えるかよ」

隠土先生が大きく溜め息をつく。


「ミカ!!」





リョウ君が血相を変えて現れた。


「大丈夫 …じゃなさそうですね」


続いて松井さんも小屋に入ってきた。








ストーリーメニュー

TOPTOPへ