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調理準備室に戻ると、
香田、それに松井先生が待っていた。


「お疲れ様です」

「木瀬、ちゃんと話せました？」


「あぁ、話せるようにしたよ。
　あいつの処分については後日、
　職員会議で決定する事になった。
　他のサッカー部員や
　被害にあった女生徒への事実確認とか…
　きちんと解決するまでには
　まだ時間がかかりそうだけどな。」

「そうっスか…　優司先輩の事は？」

「元々、サッカー部が
　女生徒への暴行を始めたきっかけは
　井崎らしい」

「…」

やはり

そう、香田が心の中で言った気がした。