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ツアーのリハーサル真っ最中。
あれから一年が経とうとしている。

あの時と同じ事を５人でやっている。
ステージの上で歌って、そして踊る。
あの時と違う事、それは俺は今松潤だということ。
松潤が俺だということ。

相変わらず俺は自分のパートではなく、松潤のを覚える。

はじめの頃よりスムーズに体が動く。
そんな自分が嫌になる。
自分が自分じゃ無くなるようで、自分の存在が無くなるようで嫌だ。

それは俺だけじゃないはず。
あいつも、松潤も同じ様な思いをしているだろうな。

でも時は無情にも過ぎていく。
俺達に悩んだり、悲しんだりするひまを与えないかのように、どんどん過ぎていく。

ステージの上に立ち、今日ほど時間を戻す事ができないものかと思ったことか。






・・・そう言えば、最近ニノは大人しくしている。
相葉君にもバラしてないようだ。
取り合えず、いい関係をたもっている。

でも相手はニノ。
油断のできないやつだからね。
何か策を練っているのかもしれないな。