テキストサイズ

俺はここだよ

第18章 ゆうつな毎日

また相葉君を、そそのかしたりしてないだろうか。
秘密をバラしたりしてないだろうか。

心配でしかたない。

メイクが終わると、遠いわけでもないのに、慌てて楽屋に戻った。


「潤、お帰り・・・って、どうしたの?
何慌ててるの?」

「本当だよ。何をそんなに慌ててるの?」

「えっ・・・いや・・・別に・・・」


笑いながら、楽しそうに会話をしているだけだった。

取り越し苦労・・・ってやつかな?


「あっ、そうだ相葉君次、呼んでるよ」

「ありがとう。じゃあ行ってきます」


部屋をでる相葉君。
相葉君が座っていたソファに座った。

ニノも立ち上がった。
気にしないで、俺はまた新聞を読み出した。


「翔~ちゃん♪」

「うわぁ・・・何、ニノ」


立ち上がったニノは、俺の背後にまわり、抱き付いてきた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ