「君は失恋をして、綺麗になった」
第5章 「I wish you a merry Xmas.」
「先輩にもきっといますよ。
大事に思ってくれる人」
そう言って笑った彼の目が
なぜかとても色っぽかったのを
今でも覚えている。
本当に…
あの時は
無意識にドキッとしたな……。
それから色々あって
クリスマス・イブになった。
何だかんだあっても
必ずイベント事がある日は
予定を空けてくれていた元カレが
初めてドタキャンした。
理由は薄々気づいてて…
きっと
別の子と一緒なんだよね。
2年も付き合ってたから
もう…私に飽きちゃった?
私も結構
我慢してたんだけどな……。
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