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イケナイ関係

第14章 行かないで…傍に居て

学校を抜け出し、淳弘の家へ

そして…二人は、身体を重ねた。

淳弘の腕枕で幸せに浸っていると…着信音が鳴った。
淳弘は、ベッドから起き上がり、スマホを手に取り画面を見ると、あやからの着信だった。

「…もしもし」

『淳弘くん、帰ってきたよ!
早速だけど、今から会える?お土産も渡したいし』

「…ごめん。今日は、会えない。明日にしてくんね?」

『わかった。じゃ明日ね!』

「あぁ…」

電話の後、部屋に戻る

「…着信あやから?」

「あぁ。今から会えないかって。でも断った。」

「…私は、もう平気だから、あやの所に行ってあげて?じゃ…帰るね」

淳弘は、ギュッと抱きしめた。

「…ホントは、平気じゃないくせに強がんなよ。顔に出てるつっの!
お前の気が済むまで傍に居るって言ったろ?」

…そう。
彼の言う通り本当は、行って欲しくなかった。
まだ彼の傍に居たかった。

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