テキストサイズ

イケナイ関係

第14章 行かないで…傍に居て

…もし、ここで好きだと言ったら、きっと大津くんは、『彼女いるから無理』『ブスとは付き合わねぇつったろ』と言うかもしれない。
ここは、適当な嘘をつくしかない。

「ハハ…。さっき言ったこと全部嘘でしたぁ~!ビックリした?ドッキリ大成功みたいな」

「…じゃ泣いてたのも嘘だったのか?
嘘にしては、すげぇリアルに泣いてたけど。それが嘘なら女優になれんぞ」

「そう?涙なんて、悲しいことを思い浮かべれば簡単に流せちゃうんだから。」

「…俺は、からかわれてたってこと?」

ヤバイ…怒ってる?

ストーリーメニュー

TOPTOPへ