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恋密度〜官能・従兄妹編

第2章 蒼い果実

ジュル…と晃一は喉を鳴らして舌を這わす。

「っ……おにぃっ…キモチ…いっ…」

チュルリと真っ赤になった肉芽を強く吸うと真美は思わず仰け反った。

「あんッッ…っ…いいっ…」

「ハア…真美…っ…もっと濡らして…っ」

「やぁ…あっ…あっ…」

潤みの注ぎ口がどこかも解らないくらいに溢れたソコを晃一は犬が餌を貪るほどの勢いで顔を擦りつける。

思春期を迎えた真美は一体どんな身体になったんだろう。ずっとそんなことばかりを考えていた…


『おばさん‥当分はそっちに帰れないから真美の顔忘れないように写真でも送って‥』


帰郷しなかった自分に電話を掛けてきた真美の母親。伯母に対して思わず後ろめたさからでた言葉だった。

それからは律義に真美の母親は毎年の行事ごとに撮った写真を送ってくる。

忘れられる筈がなかった──

七年もの歳月の間、まるで隣に居るかのように浮かび上がる真美の成長する姿に晃一は何度となく眠れぬ夜を過ごしていたのだから…

毎年繰り返される運動会、遠足 誕生日…成長の早さを物語るように会えない間も真美は少しずつ、確実に大人の階段を上がっている。


自分じゃなくてもいずれ誰かが拐いに来る──

そう考えると苦しくてしょうがなかった……

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