秘密の花園
第4章 未知
「.........さま。.....み.......じょ.....ま。未弥お嬢様」
「あ.....」
そうか、私。
「熟睡されていたようなので、そのままにさせて頂きました」
そのままって.....え?
「授業!!」
「大丈夫ですよ。お嬢さ....
「そういう事ではなくてっ!」
授業についていけないとなると、あの方に見放されてしまう。
何時間も休んでしまえば学力は落ちてしまう。
成績だけは保たなくては.....。
「今、何時限目ですか?」
「4時限目で体育ですよ」
マジですか....。
「あの!体育館まで.....っ!」
「未弥様、どうかなさいましたか?」
......たとえ相手が緋月さんだとしても言えるはずない。
「なんでもないです。でも、学力だけはふつうではダメなんです。授業は受けさせて下さい」
「そう、ですか....。分かりました」
すると、緋月さんは速やかに授業の手配をしてくれた。
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