テキストサイズ

薫子の先生な日常

第2章 Kとわたし

すると、声がした。

「カオル、行くな。」

振り返ると長井がいた。

「行かないでくれ、カオル。」

普段と違うカジュアルな服装。

ああ、夢だからだな、私は思った。

「カオル、ここに一緒にいよう。」

彼は意を決して言ったようだった。

まるで、ダンスダンスダンス(村上春樹の、ね。)の逆バージョンだ。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ