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隠れて甘いkissをして

第73章 宣戦布告

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「アンジー」


「……もう何も聞かないし払えないわ」




隼人はアタシの言葉を無視して続ける。




「俺、2年も離れるつもり無いから」


「…………!」




隼人の言葉に、アタシはぐったりしていた体を再び起こした。




「なによ、まさか諦めて帰るなんて言わせないわよ」


「違うよ」




隼人は笑うと、アタシに向き直った。




「公演の期間はどうやっても短縮できねーけど。


向こうが提示してきた条件である、語学の習得と、演劇の稽古。


予定の半分で終わらせてやる。


必ず」

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