
隠れて甘いkissをして
第60章 暫定彼女
「はい」
先輩は資料を受け取って返事をする。
もー主任ってば鬼だなぁ。
あたしは咲原先輩に話しかけた。
「金曜日なのにツイてないですよねー。
咲原先輩、予定とか大丈夫ですか?」
「うん、今日は何もないよ。
スピードあげないと終わらなそうだよね。
お互い頑張ろうね、香ちゃん」
「はいっ!」
大きな声で返事をすると、咲原先輩は優しく微笑んだ。
先輩… 笑顔が素敵だなぁ♡
あたしは、入社して同じチームになった時から咲原先輩のことが大好き。
趣味とか性格とか正反対だと思うけど、なぜか先輩とあたしはすっごく気が合うんだ。
