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隠れて甘いkissをして

第43章 決断 いつの日か…

……夢だったんだ。



一夏の、夢のような時間だった。



隼人と出逢ってからの、短い時間が今でも鮮明に浮かんでくる。



そのひとつひとつが、現実とは思えない事ばかりだった。





始めて逢った日の、BARでの突然のキス。



仕事で失敗した日に、いつ出てくるか分からない私を、会社の前で待っててくれた。



夜景が見える場所に連れてってくれて、十分頑張ってるって、言ってくれて



不安な夜に告白した時、俺が忘れさせてやると言ってくれた。

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