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隠れて甘いkissをして

第36章 告げられた現実

「……………」



彼女はタバコを灰皿に潰した。




「帰っていいですか?」




今の私に言える、精一杯の本心。

もう、話す事はない。

一刻も早く、この場から離れたかった。

すると…




「ぷっ……あはは!」



彼女が大声で笑い出した。

突然の出来事に、唖然として彼女を見る。




「…………!?」




な、なに………?

彼女は一瞬にして表情を強張らせて、私を睨みつけてきた。




「………ふざけないで」

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