
隠れて甘いkissをして
第27章 止まらない恋心
隼人の指が、私の中にスルリと入った。
「……あっ……」
なんの前触れもなく入ってきた衝撃に、軽い痺れを感じる。
長い指が1本、また1本と増えて、私の中はそれを喜んで受け入れた。
ぐちゅぐちゅとやらしい音が響く。
「聞こえてる?
まだ触ったばかりなのに、もう俺の指飲み込んでるよ」
「………っだって……」
恥ずかしくて頭が火照る。
昼間の微熱を体が覚えてるから、自分ではどうしようもできない。
「……途中にされたままだったから。
早く触ってほしかったの……」
隼人は私の顔を両手で包み込んだ。
「由宇。
それはこっちのセリフだ。
あんなに喘ぐお前をそのまま帰した俺の身にもなれよ。
健康な男が、好きな女を途中で手放したんだぜ?
どうなってるか分かってるよな?」
