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その日は母が休みで、掃除を始めた。
リビングから始めて、私の部屋。
そして、母の部屋。

なかなか休みがない母の部屋には、たくさんの物が押し入れにあった。

「愛結、悪いけど中を確認して欲しいの。それから、捨てるものを分けるね」

「うん、分かった」

半分程片付けた頃、アルバムを見つけた。興味津々で見ていると、母が20才頃だろうか、見知った人がいた。


「え、昌樹さん？」

まさか、と思いながら母に聞いてみた。


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