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監禁愛~奪われた純潔と囚われの花嫁~

第6章 Waking(めざめ)

 何て憎らしい男。愛奈の身体を欲しいままに弄び慰み者にする癖に、ふっとこんな意外な優しさを見せたりする。
「反則よ、こんなの」
 愛奈はエメのすべすべした毛並を撫でながら一人、呟く。子猫は痩せてもいないし、気の艶も良い。どう見ても、誰かがきちんと世話をしていたとしか思えない。そして、それができるのは恐らく、ただ一人。
「こんなことをされると、憎めなくなっちゃうじゃない」

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