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監禁愛~奪われた純潔と囚われの花嫁~

第4章 Confusion(混乱)

「ありがとう。一生大切にするよ」
 吐息混じりの言葉が耳を掠める。反町君の息遣いも愛奈の身体に回された手も何故かとても熱くて、抱きしめられた愛奈自身もその熱が移ってしまったかのように熱くなった。
「ごめん、僕がまだ若すぎて何の力もないから、君に好きだと告げることもできなかった」
 そのときの彼にとっては、そのひと言が精一杯の言葉だったのだろう。反町君はすぐに手を放し、愛奈を自由にしてくれた。

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