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監禁愛~奪われた純潔と囚われの花嫁~

第3章 Water mark(波紋)

 ああ、今日は本当に最低の日だわ。
 愛奈は心でぼやきながら、大きな溜息をつくと、涼子が残していった名刺を二つに破った。
 拓人は大切な従兄だし、恩人でもあるが、その私生活にまで干渉する気はないし、また、するべきではない。ましてや、恋人との別れ話で揉めているただ中に首を突っ込む気は毛頭なかった。

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