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いつまでも、何年経っても切なくて

第2章 大切な人

新年を迎え、私たちは残りの冬休みを満喫していた。


クリスマスのあの夜、悠太君の方も告白しようと思っていたみたいで。


好き好き言い合う告白大会みたいだったと幸せそうに雅が教えてくれた。


私たちは今日も4人で会っている。
だけど、前とは違うことがある。


悠太君と雅が手をつないでいる。


それからもう一つ...


私は響と二人で並んで歩くのは慣れているはずなのに。


クリスマスのあの夜から何だか妙に響を意識してしまって、響の顔がまともに見れない...。

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