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力哉が刻んだの？
初めて知った…。


だからあの時、世界に一つだけの指輪って言ってたんだ…。

今、納得…。



｢これからもいっぱい迷惑かけることがあるかもしれないけど、俺は一生七海を愛し続けます。
それから舜斗も泰生も…｣


｢幸せな家族を作ろうな!!力哉より…｣




力哉が読み終えると、会場は拍手かっさい。

私の目からは涙で溢れていた。

涙止まんないよ…。



力哉が席に戻ってくる。


｢どうだった？｣


｢うん…感動した…｣


｢ふっ…泣き虫…｣

力哉は私の涙を拭いてくれた。


｢左手出して…｣


｢えっ？｣

私は左手を出す。