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華のしずく~あなた色に染められて~

第6章  雪の華~華のしずく~

 もし、これが―、信晴が昨夜、ここで共に夜を過ごしたのであれば、この恥ずかしさももっと違った意味合いを持つものになっただろう。それは、羞恥心には違いないだろうが、晴れて信晴の妻となり得た恥じらいから来るものになったはずだ。

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