それでも好きな人
第10章 温泉効果
拓真「冗談だよ」
美鈴「…冗談か…はぁ…」
拓真「何、もしかして期待した?」
美鈴「…寒いから戻る」
拓真「ちゃんと待ってよ(笑)」
美鈴「…」
期待したわけではないが恥ずかしくなり
美鈴は
拓真をその場に残し
先に温泉宿へ戻ってしまった
拓真もすぐ
美鈴の後を追いかけたが
この時、拓真はあるミスを起こしてしま
っていた
川にゴミを捨てられないと
ゴミをズボンのポケットにしまった拓真
宿に戻った時
すぐに捨てればよかった
宿じゃなくても駅でも家の前でも…
そうしていればきっと
あんな事にはならなかったはず
きっと…
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