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美鈴「はぁはぁ…はぁ…」

拓真「美鈴ちゃん、もう大丈夫だ…」

美鈴「はっ！？やだっ！！」

拓真「！！」

美鈴「あ…ごめん…なさい…ごめんなさ
い…」

拓真「美鈴ちゃん！！」


心配してくれたのに
美鈴は拓真の腕を振り払うと
雨の中、家とは違う方向に走って行って
しまった
拓真もすぐ美鈴の後を追ったが
信号に捕まってしまい途中で
見失ってしまった


拓真「…美鈴ちゃん」


美鈴が行きそうな場所を必死に考えるが
一つとして思い浮かばず
思い知らされた

自分は美鈴の事を
知ってるようで何も知らないと…