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ずっと傍に居て

第6章 幸せって…



それが普通なのかも知れない

でも彼は俺様で
「家のことは女の仕事」
ずっとそう言われてきた

どんなに高熱が出ても
体調が悪くても
「手伝おうか?」の
一言もない

食べた後の食器すら
1度も洗い場に
持って来てくれたことはない

「お茶」
「おかわり」
「楊枝ちょうだい」

食事中
何度も立たされる

そんな彼だから

Sが出来た男に見えた


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