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禁断兄妹

第17章 告白、そして指で‥‥ ※※柊side※※


萌がぎくしゃくとした動きで
ソファから立ち上がった。

何も言わずに
俺の目の前を横切ろうとする。

逃さないけど

俺はその腕を掴んで


「萌」


折れそうに細い腕を
引き寄せた。

それだけで
軽い萌の身体は
俺の胸の中にあっけなく倒れこんだ。

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