 
禁断兄妹
第8章 禁断兄妹2nd プロローグ
幼稚園を卒業して
小学生になっても
萌の俺に対する無邪気で素直な愛情は変わることがなくて
俺は本当に
萌が可愛かった
そう遠くない将来
萌が全てを知る日が来る
その時萌の目に
俺はどんな風に映るだろう
ただの兄としてではなく
一人の男として
俺を見てくれるかな
幼い頃の約束通り
俺の未来の花嫁になってくれるかな
俺はそんな夢みたいなことを
いつも考えていたよ
萌と初めて会った日のこと
俺は今でも
昨日のことのように覚えてる
俺は小学四年で
萌はまだ
二歳だった
 
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