
秘密のカップル
第9章 バレ…そう?汗
弘樹「…お前らそんなジロジロ見て噂すんじゃねぇよ。」
弘樹はそう言って教室を出て行った。
梨華「えっ、待って…弘樹!!!」
とっさに弘樹と呼んで、私も教室を後にして追いかける。
教室では皆がざわついていたことも知らずに。
女「今梨華、弘樹って呼んだよね?」「中田じゃなかった!」「え、まさかそんな関係なの?」
彌勒((う、うわー…私はどうしたら…))
-空き教室-
ガラッ…
梨華「弘樹…」
空き教室に行くと、弘樹が机に座って頭をかかえていた。
弘樹「ごめん…梨華。期待なんかしてないとか言って…クラスの皆が梨華を見てたから我慢できなくて…」
聞いた瞬間、
私の心臓は早く動き出した。
梨華「ううん…嬉しかったよ、パーカーかけてくれて。」
弘樹「ばれた…よな?皆に…」
梨華「…私はね、ばれてもいいの。」
弘樹「えっ、ちょ、待って!今そんなこと言わないで。俺が理性保てなくなる。
そもそもあんな胸元あいたメイド服来てるから…だっつーの。やばい」
弘樹に近づいて、
着せてもらったパーカーを脱ぐ。
弘樹に抱きつく。
弘樹「えっ!ちょっと…や、ばいって!」
梨華「そそる?…やる?」
そう言った瞬間、一瞬動きが止まった。
かと思ったら…
突然激しく絡み合う唇、舌。
ちゅ、れろ…ちゅ、ちゅう…
