
秘密のカップル
第11章 ソファで。
笠原…明流。
梨華「んぁあっ!」
誰もいない校舎裏で、ただひたすらキスをする私たち。
明流の手は、私の胸にあった。
制服の中に手をいれて、ブラの上からゆっくり愛撫する。
梨華「んっ、んん!…待って!」
明流「はぁっ、…なんで?」
梨華「今日はっ…ヤル日じゃ…ない。それに、このあと弘樹と会う…んっ!んん!」
まだ話してる途中なのに、またディープキスを再開する明流。
梨華「んっ、ふぁっ…んんー!」
明流の胸板をどんどんとたたく。
キスが、止まる。
明流「なに?」
梨華「なに、はこっちだよ!やめてっていってるじゃん、キスだけ!それ以上はシナい!いい?!もう帰るよ?
弘樹待たせてるんだから!」
明流「…ごめん。」
その場から立ち去る。
明流「はぁ…。弘樹って言葉聞きたくねぇよ。ったく。…俺、安西のこと好きなのに…。
はぁあ……セフレでもいいよ、梨華…。
ヤリたいし、繋がりたいし、…なんでだよ…好きなのにっ」
明流の独り言なんて、
聞こえなかった。
