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ショートラブストーリー

第12章 瑛大(えいた)

反応を返してくれるのが嬉しくて、もっとと欲が出る。

北方さんの両手首を取って、顔の横に押さえ付けた。

いきなり顔を覆っていた手を外されて、驚いた表情をした北方さんと視線が絡んだ。

「顔、隠さないで。美帆」

そう言ってにっこり笑うと、美帆の頬がかあっと赤くなった。

「課長、今、名前…あぁん!!」

首筋から胸、そこからお腹を伝ってキスを落としながらスカートを脱がし、ストッキングごと下着をずらす。

おへそのすぐ下に唇で触れると、体をくねらせて声をあげた。

「くすぐったい?」

「はぁ…っ、それも…ある、けど…んっ…!!」

下着を脱がし、太ももを膝裏から上へ撫でる。

びくんと跳ねるようにして足に力が入ったので、間に体を入れて閉じさせないようにした。

「やっ…課長、恥ずかし…っ」

照れてる姿に、下着を着けたままの方が抵抗感が和らいだのかもな、と思った。

でも…。

その表情も、しぐさも、声も。

すべてが俺を煽ってるように思えて…。

「出来るだけ優しくするから」

ネクタイとワイシャツを脱ぎ捨てると、美帆の足をぐいっと押し上げた。

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