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ショートラブストーリー

第2章 高橋

思わず真由美ちゃんにキスをした。

「んっ…んんっ…」

角度を変えて何度も繰り返し、段々と深くキスしていく。

唇が離れると真由美ちゃんは力が抜けたのか、俺にもたれかかった。

「真由美ちゃんかわいい。腰くだけ?」

俺の言葉にますます赤くなった。

それって気持ち良かったって事だよね!?

「いい顔。めっちゃ好き」

もっと色んな顔が見たい。

真由美ちゃんを抱き上げると、カウンターに浅く腰かけさせた。

足元に落ちてたバックを拾い、椅子の上に置いてから戻って

「手はこっちね」

と、腕を俺の首に巻き付けた。

「目線、これで一緒になった」

これで色んな表情がひとつ残さず見えるよ。

近くなった距離でクスッと笑い、逃さないように真由美ちゃんの頬を両手で包んで抑えた。

「真由美ちゃん、大好きだよ」

じっと見つめると、さっきより顔が赤くなって微かに震え出した。唇がきゅっと閉まり、切な気に俺を見返す。

「あたしも…んっ!んん…っ」

もう我慢がきかない。触れるだけじゃなくてもっと感じたい。

なかなか開かない口がじれったくて、下唇を甘噛した。驚いて開いた口内に舌を差し込み、真由美ちゃんの舌を探り当てた。

「はぁ…っ。んっ…ん」

最初戸惑ってたけど、絡ませたり吸い上げたりしてるうちに応えてくれる様になった。

イイ声だな…すっげぇコーフンする。


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