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histoire d'amour eternel

第28章 紫丁香花

得意気ついでに


「紫丁香花の花言葉、何か知ってる?」

と、今度は私が君に問えば、予想通り


「知るわけないですよね?」


と、返す君。


「あのねー、紫丁香花の花言葉はねー」


「うんうん」


完全得意気に鼻の穴を広げながら


「紫色は、愛の芽生え。

白色は、若き日の想い出。


なんだって♪」



それぞれ指を差しながら説明すると


君は



「想い出、かぁ」



ボソリと呟き。



「今さ、」


「ん?」


「今、俺達がこうしてる事もそのうち

過去の想い出になるんだろうな」



そう言って、私の顔を覗き込みふわりと笑う君に




ギュッ―――――…




何故か、胸が締め付けられた。







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