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histoire d'amour eternel

第21章 淡い想い出

何やら、空を少し見上げながら目尻を下げて微笑む愛を見ながら


ふと、愛を初めて見掛けた時の事を思い出した。


突如、渡り廊下から俺の前へと飛び出してきて真っ赤な顔をしてた、愛。


妙に口パクパクさせてると思ったら、妙に頭ペコペコ何度も下げて謝って。

そして、また突如俺の前から走り去って行った愛。


あの頃のまんま、ペコペコ無駄に頭を下げる所は健在で。

ちょっとドジな所も健在で。


あの頃、可愛かった愛は


今は、可愛らしさを残しつつ

ほんの少しだけ、大人の色気も出て来たような気がする。



「あ!」


「ん?どしたー?」


「アイス、何食べよっかな?!」


「クスッ。何でも食べてください?」




でも。

俺にとっては、愛は


ずっと

ずっと

これから、ずっと




可愛いまま。



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