
この前、近くて遠くて、人を拾いました!?
第3章 Party Night! (この拾×近くて遠い)
推し変ーーっっ!!!
私早速関根さんに推し変します!!
黒髪で男らしい顔立ちに甘い声…
しかも表情も優しげで身の振り方はまるで英国紳士!(イギリス行ったことないけど)
「フフフ…」
ハッ…!
まずい…
ドストライクすぎて思わず笑ってしまった!
「そちらの方は…」
関根さんはそう言いながら、私を見つめた。
ねぇねぇ、関根さん。
年上どうですか?
あ、ついでに子どもが2人ばかし……
「妻のまきだっ!」
毎度お馴染み、誤解を生むレイのいらない紹介。
けど今回は中々惜しかったと思う。
「…え……まきさんとおっしゃるんですか?」
要さんがそう言ったのをきいて、鈍器で頭を殴られたのかと思うくらいショックだった。
せめてっ…
関根さんにはみきって…呼んで欲しかったっ…
ってちゃんと教えてないんだから、言う訳ないんだけど……
「あっ、いえっ、そうじゃなく──」
「うぅぅ~~~ん???」
レイは唸りながら、関根さんに顔を近付けた。
