近くて甘い
第17章 社長夫人は高校生っ!
夕方の4時くらいになると、お店が準備で本格的に忙しくなり始めた。
前方は大きくガラス張りのログハウスのようなきれいなお店。
ゴールデンウィークはまだ寒いけど、夏になると、そのガラスを大きく開けてテラスも使うらしい。
「そこから見える星は本当に最高だよ」
亮くんはそういいながら、ニコッと笑った。
「そうなんだぁ…」
確かに空気もきれいだし、見える星の数が都会とは全然違うんだろうな…。
私は夜が更けるのを楽しみにしながら、愛花ちゃんと一緒に仕事に専念した。
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