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「束縛なんかっ…！」


してないだろうか…？
本当に…？


自問自答しながら下唇を噛む。


どうしても溢れ出る独占欲をコントロール出来ないでいる。



信じていないわけではないのだが…



真希が他の男に想われるのさえも光瑠は嫌で仕方がない。


自分だけに想われてれば…それでいい…


何でもこなしてしまういけ好かない部下だけでなく、高校生のガキにまで嫉妬するのはプライドが許さない…っ



「まだまだですな、坊っちゃん…」


ニヤリと笑った古畑にキッとキツイ視線を光瑠は返した。


「だから、坊っちゃんと言うな！！」


お決まりの台詞を吐くと光瑠は不機嫌に階段をのぼった。