近くて甘い
第8章 ふぉーりんらぶっ!
「確か今日は水曜日だから医務室が開いてる…って、大丈夫かっ…!?」
目を回す加奈子の肩を要は掴む。
口をパクパク動かしたままの加奈子を見て要はいつになく焦っていた。
そしてすぐさま咄嗟の判断を下す。
「仕方がない…
田部さん、失礼…!」
「えっ……ひゃああっ」
意を決した要は加奈子の膝の裏に腕を通して加奈子の身体を軽々と持ち上げて早足で歩き出した。
うそっっ…!!
私っっ
まさに王子様に“お姫様”抱っこしてもらっちゃってるんだけどぉぉーー!!
パニックになる加奈子を見て、要は足を早める。
周りで見ていた女性社員から悲鳴が上がって、藍と香純も何事かと様子を見に食堂を出た。
目を回す加奈子の肩を要は掴む。
口をパクパク動かしたままの加奈子を見て要はいつになく焦っていた。
そしてすぐさま咄嗟の判断を下す。
「仕方がない…
田部さん、失礼…!」
「えっ……ひゃああっ」
意を決した要は加奈子の膝の裏に腕を通して加奈子の身体を軽々と持ち上げて早足で歩き出した。
うそっっ…!!
私っっ
まさに王子様に“お姫様”抱っこしてもらっちゃってるんだけどぉぉーー!!
パニックになる加奈子を見て、要は足を早める。
周りで見ていた女性社員から悲鳴が上がって、藍と香純も何事かと様子を見に食堂を出た。
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