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近くて甘い

第5章 愛猫家になろうっ!

「あぁっ!光瑠さんっ!折角捕まえたのに逃がしちゃったんですかっ!!ダメじゃないですか!」



上から降ってきた声に光瑠は身体をビクつかせた。



「ちゃんと責任取って捕まえて下さい!」



猫を飼うことをお願いしてきたときとはまるで違う真希の態度に光瑠は眉間に皺を寄せた。



「お前っ…!俺を誰だと思って───」


「ハァッ…真希さん!二匹捕まえましたよ!」


「えぇっ!すごいっ!さすが要さんっ…!」



“さすが要さん”



その真希の言葉にぴくっと光瑠が反応する。



っ~~~~~!!



「だぁああっ!!!分かったっ!!!捕まえればいいんだろ!捕まえればっ!!!」


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