
残業・メモ子
第79章 愛固
『///…マ…サキ…さん…』
ぷっ…ちっさい声…
「聞こえないし…“さん”は、いらねーだろ?」
『//////え……と…
―――――――…正樹……』
「うん……聞こえた……」
俺は、赤面する芽依子に唇を重ねる…
『ま…正…樹…ン…ん』
唇と唇で……俺の名前を挟む……
二人で……まさき……めいこ…と……
名前を…唇に刻む…
あああ……
俺が今までしてきたキスは…
何だったんだ…
これが…本当のキスだ…
愛している…
唇が……喜んでいる…
いや――――――――…
俺が…
喜んでるんだ―――――…
