残業・メモ子
第70章 焦心
何度も、何度も…芽依子に電話をするが出ない!!!
それは、大島もそうだった…
くそ!!!くそ!!!
何で!!!俺は―――――!!!あの時…メールの返信をしなかった!!!
いや…何で!…筧が…危ない奴だって…気がつかなかった?!
何で……何で……
全て――――――――…
俺が悪い!!!
「!!!もっと、急いで!」
「藤原……おまえ…」
無理矢理連れて来られた新道は……青ざめて…何がなんだか解らず…動揺していた…
『な…なんなの?どうしたの?芽依子に…何かあったの?』
俺は……筧が…芽依子をどうにかしようとしているかも…と……
新道に伝えた……
憶測に過ぎないが―――…
「芽依子と…あなたが…最近連絡をとっていたのを……筧は…知っていたのでしょう―――――…」
『え――――…?連絡?
私は……芽依子とは…一度も…連絡なんて…取り合ってないわよ――――――?』
「――――…え…―」
タクシーの中は…一瞬で凍りついた!!!
筧――――――――――!!!
あの野郎―――――!!!
新道と偽り……てめぇがやり取りしていたのか………
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