残業・メモ子
第40章 帰道
私も―――――…
私も――――――――…
影男の言葉に……励まされた…
助けられた…
過去を……振り返る事ができた…
誰かのために…役に立ちたかった…
『……私は……役に…
立ちましたか?……役に…』
「ああ……」
大島は…私を―――――…
優しく…抱きしめた――…
「ありがとう…芽依子さん」
メモ子ではなく…芽依子と…呼ばれ…
抱きしめられる…
私は……大島の腕のなかで…
安堵の涙を流した――――…
『うっ……ぁぁぁ…』
…男性の腕の中で…
初めて…声をあげで……
泣いた気がする――――…
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